私は普段 MacBook Pro を使って日々開発を行っています。 複数のプロジェクトに携わっていると、複数のプログラム言語を利用したり、同じプログラム言語でも異なるバージョンで開発することが必要になってきます。
そこで、各プログラム言語のバージョン管理ツールである anyenv の出番です。
以前は、pythonであればpyenv、nodeであればnodenvといったプログラム言語ごとにバージョン管理ツールを導入するのが主流でしたが、現在はanyenvを導入することで一括してあらゆるプログラム言語のバージョンを管理することができます。
対応している言語
anyenvが対応しているプログラム言語は主に以下となります。
| 言語 | パッケージ管理 |
|---|---|
| Go | goenv |
| Node | nodenv |
| PHP | phpenv |
| Python | pyenv |
| ruby | rbenv |
| Swift | swiftenv |
上記以外にも対応しているものはあり、anyenv install -lで確認することが出来ます。
インストールの仕方
インストールの仕方は簡単です。Homebrew が導入されている端末であれば、以下のコマンドを実行するだけです。
$ brew install anyenv
$ anyenv init上記が完了したら、環境変数などを適用するために、ターミナルを開き直しましょう。 以下のコマンドを実行してバージョン番号が表示されたら成功です!
$ anyenv -v
anyenv 1.1.2nodenv を入れてみよう
プログラム言語の実行環境を導入する例として、nodeenv を導入してみましょう。
$ anyenv install nodenvインストール可能な実行環境のバージョンを表示
$ nodenv install -l
・・・(略)・・・
16.6.1
16.6.2
16.7.0
・・・(略)・・・インストールした実行環境を使用する
globalで指定したバージョンがデフォルトで利用されます。
一方で、localで指定すると、そのディレクトリ配下に対して、バージョンを適用します。
$ nodenv global 14.17.5
or
$ nodenv local 14.17.5まとめ
以上がanyenvのご紹介でした。
以前はnodebrewやnvmなど様々なツールがありましたが、現在はanyenv一択になっているようです。
一つのツールで複数の実行環境・バージョンが管理できるのは非常に楽ですね。
